粉吹　しろゑ

川瀬忍　展

会期：１１／２２（木）〜１２／１（土）

11：00〜19：00　※ 会期中無休

「しろゑ」すなわち、白い衣(化粧土)を纏った、青磁である。

青磁制作に取り組みながら、永年にわたり、秘して窯に入れているものがある。

それが「粉吹」。美術史家からは「粉青沙器」、数寄者からは「粉吹」と呼ばれている。 忍

ごあいさつ

1976年、26歳での初個展、以来、東洋陶磁の最高峰、

中国、宋の青磁に憧れ、青磁にこだわり続けた川瀬忍の作陶は、昨年、

智美術館における展覧会「川瀬忍の青磁　天青から 静かなる青へ」において

「一碗に託す」との想いでつくられた「青磁一碗」に、そのひとつの結実をみました。

そして、このたび、李朝の粉青沙器、その中でも最も日本人の美意識を

ゆさぶる白 ー粉吹ー に挑みます。

東洋陶磁の歴史を背負いつつ、川瀬忍の新たなる世界

「 粉青沙器　粉吹　ーしろゑー 」

皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。

二〇一二年十一月　　中長小西　小西哲哉

しろゑ　川瀬忍展　作品

しろゑ　川瀬忍展　展示風景

川瀬忍　略歴（PDF）

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